移植した桜の木(山桜)
満開の山桜
エントランスに続く階段脇の1本は、 もともとこの土地に植わっていた山桜を移植したものです。 竣工当初からみるとだいぶ大きく成長しました。
そのほかの桜は建築の際に植えたものですが、 ソメイヨシノ、山桜、大山豆桜などいくつかの品種が
時期をずらして咲くので長く楽しめます。 今では地域の皆さんからも愛される景観になっています。
入居者の皆さんと共に成長している桜並木が、 地域の癒しの空間にもなっているということですね。
1995年竣工時
1F テナント (イタリアンレストラン) 1F テナント (介護施設)
平たく言うと、人工地盤を作って1層持ち上げてみる、 すると2階が、通常のマンションの1階部分になる、 という構造になっています。
下層階がテナントや共用スペースで、 上層階に入口(エントランスロビー)があるというのは、 ホテルなどでよく見かける構造ですね。
そうですね。 1階には、 イタリアンレストラン、整形外科、 介護施設がテナントとして入っています。 ご入居者はもちろん、地域にも役立つという観点で、 オーナーがこだわったテナントさんばかりです。
また、東京都道環状七号線(環七通り)へ抜ける通路は 近隣の皆さんにも開放され、「地域にも開かれた建物」 というオーナーのこだわりを具現化しています。
環七通りへ抜ける連絡通路
重厚な丸柱 通路にある「水のオブジェ」
環七通り側から見た連絡通路
十分な強度を持つ通常の四角い鉄筋コンクリート柱を さらに囲む形で 円柱のフォルムを作っているんです。 だから、とても太くて頑丈な柱なのです。
最近では建物の構造や耐震性に関心が高まっていますが、 その点ではいかがですか?
サンクリバージュは、オーナーの岸さんからの要望もあり、 高い耐震性・強度を備えた構造になっています。 関東大震災クラスの地震では倒壊の心配はありません。 コンクリートも一般のマンションに使用されるものと異なり、 水分の少ない強度の高いものを採用しました。 私もコンクリートの打設日には必ず現場に足を運んで 厳しくチェックしました。
一般に鉄筋コンクリート造の建物の寿命は50〜60年と 言われていますが、サンクリバージュは100年、 いや200年経っても安心でしょう。 それくらい構造設計、躯体強度、施工品質に自信があります。