サンクリバージュ学生館
環七通り側からの外観
1995年竣工時
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宮坂さんは
これまで約200棟の住宅(主に集合住宅)を
手がけてこられましたが、
どのような点を大切にして
設計されているのですか? |
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宮坂 |
まず、「環境に対する配慮」を念頭においています。
環境には「自然環境」、文化や伝統といった「歴史的環境」、
そして地域の「周辺環境」といったものが含まれます。
これらを建築に効果的に取り入れ、調和させることで、
暮らす方々に「癒し」や「和み」を感じていただけることを
モットーとしています。
そしてなにより、「楽しみながら暮らしていただける住宅」を
理想としています。
サンクリバージュにも、そうした様々なアイデアや工夫が
たくさんちりばめられているんですよ。
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当初、オーナーの岸さんからはどのような希望がありましたか?
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宮坂 |
「10年20年…数十年先でも価値の高い建築」
「分譲マンション並みのグレード感」
「高い耐震性をもつ建築構造」
…といった要望がありました。
岸さんとは共通の友人である建築家の紹介で知り合いました。
代々、野方に住んでいらした方にふさわしく
「地域にも開かれた建物でありたい」という想いを
強く持っておられ、
大いに共感したのを覚えています。
打合せを重ねるうちに、明確な方向性を共有できたことが
成功につながったと思っています。 |
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